リサイクル燃料で走る「デロリアン」を児童ら試乗

古着から精製される燃料で走るスポーツカーに試乗する子供たち=福山市立駅家小学校
古着から精製される燃料で走るスポーツカーに試乗する子供たち=福山市立駅家小学校

 地球環境を守るリサイクルの大切さを子供たちに学んでもらおうと、古着から作られる燃料で走るスポーツカーが、広島県福山市駅家町の市立駅家小学校で児童らに披露された。循環型社会の形成に向けた市の教育を後押しするイベント。リサイクルの取り組みを進める地元企業など3社が協力して開いた。

 披露されたのは映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場する米国のスポーツカー「デロリアン」で、映画ではタイムマシンに改造されたこの車が未来に飛んでさらに改造され、ごみを燃料にできるようになったという設定。

 イベントでは、この設定にちなんでリサイクルで精製されるバイオエタノールを燃料にしたデロリアンが校庭に持ち込まれ、子供たちが試乗や見学を楽しんだ。

 この車は、リサイクル技術の開発やリサイクルシステム普及を進めている「日本環境設計」(東京)が所有。全国で同様のイベントに登場しているが、小学校での開催は初めてという。同社のリサイクル事業に協力している学生服販売などの地元企業「オンライン」の呼びかけで実現した。

 イベントには、同じく地元企業で、再生プラスチックによる食品トレーのトップメーカー「エフピコ」も協力。デロリアンの披露の前には、3社による講演が行われ、各社のリサイクル技術や取り組みの内容、環境への負荷が軽減する効果などが説明された。

 来年も開催し、そのときには、今回参加した子供たちや保護者らが持ち寄った綿の古着を、日本環境設計の技術でリサイクルしたバイオエタノールによるデロリアンの走行を計画している。

会員限定記事会員サービス詳細