衝撃事件の核心

「カイショウあると言ったのに!」〝運命〟の仏人男性から突然の別れ…女性が婚約破棄訴え怒りの提訴

ご近所にも「婚約者」を紹介して回った。美咲さんの古里は地域の結びつきが強く、まさにニッポンの原風景のようなところだ。2人の門出を祝うため、近所の人が獅子舞踊りを披露した。まさに祝祭だった。

その年の夏、今度はエリックさんが美咲さんを母国へ連れて行き、両親や親族と引き合わせた。

一緒に住む新居探しも始めた。美咲さんの父親が病気で倒れたとき、エリックさんも「家族会議」に参加してくれた。

まさに幸せの絶頂。しかし別れは突然訪れた。

鴨川の騒動

交際から約1年9カ月後の27年7月。美咲さんは鴨川沿いで、エリックさんに別れてほしいと告げられた。あまりに唐突な展開に美咲さんは取り乱した。

エリックさんがすぐに立ち去ろうとしたため、美咲さんは胸元のシャツをつかんだ。そして謝罪文を書くように求めたのだという。だが、エリックさんは「これから友達と遊ぶ約束があるんだ。アイムソーリー」とまともに取り合わない。追いすがる美咲さんと小競り合いになり、そばにいた人の通報で、警察が駆けつける騒ぎに。ここに来て「もうだめなんだな…」と美咲さんは悟った。

人生を狂わされた-。美咲さんはエリックさんに約320万円の損害賠償を求め京都地裁に訴訟を起こした。

争点は婚約の合意があったかどうか。エリックさんは完全に否定した。

確かに子供の話はしたし、互いの両親や親族に紹介もした。しかし子供の話は「交際が順調に進み、結婚に至った場合の話に過ぎない」と言うのだ。さらに「原告(美咲さん)の家族に紹介されたのは婚約者としてではなく、ボーイフレンドとして」と主張した。新居探しも「将来の結婚生活の拠点」を探していたわけではないとした。

会員限定記事会員サービス詳細