関西の議論

温厚なゾウがなぜ飼育員襲ったのか 原因不明の死亡事故、人気イベント中止のアドベンチャーワールド苦悩

今後の対応、ラリーの処遇は

 アドベンチャーワールドは事故後、飼育員の安全確保と負担軽減のため、直接飼育を準間接飼育に切り替えた。ゾウの展示は続けているが、来園者が餌をあげたり、背中に乗ったりするイベントは中止した。

 ゾウのイベントは人気があっただけに、再開してほしいという要望もあるが、同施設は「飼育員と来園者の安全が第一で、再発防止策が決まるまで、方針を決めることはできない」(広報担当者)とする。

 岐阜大学の土井守教授(動物繁殖生理学)は、「ゾウが優しい動物だというイメージは動物園が育んできたもの。事故が続き、イメージが損なわれないよう、飼育上の問題点がないか、常に見直し続けることが求められる」と話す。

 温厚で、人慣れしていたゾウによる死亡事故。施設側には原因を把握し、教訓をどう生かしていくかが問われている。

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