記述式のモデル問題例を公開 大学入試新テスト - 産経ニュース

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記述式のモデル問題例を公開 大学入試新テスト

 「大学入学共通テスト(仮称)」実施方針最終案の公表に合わせ、大学入試センターは16日、国語と数学で導入される記述式のモデル問題例を公式ホームページで公開した。

 国語では行政機関の広報資料と駐車場契約書を題材とした2問、数学は二次関数の穴埋め問題と公園整備計画が題材の文章題の2問。いずれも2、3月のモニター調査で出題し、平均正答率は国語33.1%、数学23.8%だった。

 国語の1問は、架空の市が作成した街並み保存地区の景観ガイドラインに関する広報資料を基に、家族で話し合う場面や民間企業が提案した地区活性化案を組み合わせて出題した。資料を読み取る力や表現力を問うのが狙い。小問として40字、35字、20字、80〜120字で解答させる4問を設け、20字以内に短くまとめる小問は正答率が3%と平均より大幅に低かった。

 同センターの担当者は「国語は2問とも実用的な文章だが、マークシートを含めた全体で評論や小説、古文、漢文も出題しバランス良く取り上げたい」と話している。

 数学の文章題は、公園整備計画を基に、設置される銅像が最も見やすい「ベストスポット」を考える内容で、数学を活用して日常生活の課題を解決する場面を設定した。

 同センターは調査結果を踏まえ、具体的な場面を適切に設定することで解答のパターンがある程度限定され、客観性・公平性を確保した採点が見込めることが分かったとしている。

 国語は3問程度の記述式問題の解答に必要な時間を約20分と想定、試験時間全体を100分程度に設定することが適当と指摘した。11月に予定される5万人規模のプレテストを通し、問題の難易度などと試験時間のバランスを検証する。