衝撃事件の核心

「ここで腹切るわ!」キレた市議がテレビ局で〝切腹未遂〟騒動 政活費報道めぐり直談判 不可解な市幹部同行

見方によっては、複数の市幹部が訪れることで「市側が圧力をかけている」ようにも解釈できる。逮捕当日の夜、松田公室長らは報道陣から「なぜ同行したのか」「どこが公務なのか」と追及を受けた。

これに対し、松田公室長は「当時の状況を正確に説明するため同行した。(左近前市議を)援護する目的はない」と繰り返し主張した。朝日放送との話し合いは、市長が訴えられている住民訴訟が関係しており、公務として同行しても「問題ない」という姿勢を貫き続けた。

左近前市議と朝日放送の話し合いと同様、市と報道陣のやり取りも平行線をたどるばかりだった。

「落ち着いてから話す」

議会事務局によると、左近前市議は11年に初当選し現在5期目。自民会派の幹事長を務め、20年5月から1年間議長も務めたベテランだ。一方、市議会で「それは違うやろ!」と声を荒らげるなど、激高しやすい性格も指摘されていた。

事件当日、自民党大阪府連は党紀委員会を開き、左近前市議の除名処分を決定。「今回の事案に対し遺憾の意を表明するとともに、強い憤りを感じる。議員本人に対し猛省を促したい」とするコメントを出した。

5月2日、大阪簡裁は罰金10万円の略式命令を出し、左近前市議は釈放された。

釈放当日、左近前市議は憔悴しきった様子で取材に応じ、「今は(取材は)やめてほしい。落ち着いてから話をする」とだけ語った。いつ自らの口で〝切腹未遂〟騒動を説明するのだろうか。

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