久坂部羊さん「テロリストの処方」 医療制度崩壊…社会派ミステリー

 さらに異業種が参入し、暴利をむさぼる健康診断業界の闇にもメスを入れる。「早期発見、早期治療が有効な病気ももちろんありますが、健康な人まで病人にしている実態もある」と指摘。犯人捜しのハラハラ感と同時に、患者本位の健全な医療とは何かを突きつけられる。

 医師として医療現場に立つ久坂部さんは「医療が抱える矛盾や疑問は常に自分の中にある。エンタメ小説の中で伝えていきたい」と話す。(横山由紀子)

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