【正論6月号】日本の周囲は反日宣伝や不当な領土占拠を続ける国だらけ 憲法9条信奉者に考えて欲しい欠格とは 元陸将補 矢野義昭(7/8ページ) - 産経ニュース

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正論6月号

日本の周囲は反日宣伝や不当な領土占拠を続ける国だらけ 憲法9条信奉者に考えて欲しい欠格とは 元陸将補 矢野義昭

 朝鮮戦争では、北鮮軍の南進により占領された地域では、青年はすべて強制的に軍に徴発され「督戦隊」が背後から銃を構える中、無理やり戦場の第一線で戦わされた。その多くは米韓軍の銃砲弾の犠牲になり、残された家族も暴行迫害を受け、多くが戦争の最中に悲惨な最後を迎えた。  

 白旗を掲げて投降すれば安全に生き延びられると思うのは、甘い幻想に過ぎない。投降後の運命は、家族も含めて、侵略に抵抗して戦うよりもはるかに過酷なものになるであろう。  

 このような悲惨な歴史を経験していない日本人の、侵略に対する抵抗意識は世界最低水準である。外国から武力侵略を受けた場合に国を守るために戦うという国民の比率は、世界的には、大国小国、体制を問わず、同じ敗戦国のドイツなども含め6割から8割に達する。しかし、日本ではその比率は1割強しかない。9条信奉者の無抵抗主義が、世界の常識からいかにかけ離れた妄想かは、もはや説明不要であろう。   

 護憲派は国家の安全や生存を脅かす本質的欠格を数多く抱える9条の弊害を知り、現在の日本を取り巻く情勢も踏まえて、もう一度よく考えてみるべきであろう。それでも、子や孫に、座して死を待つに等しい9条を守りぬけと言い遺すのであろうか? その前にまず、金正恩委員長に9条を説き、核・ミサイル放棄を説得してみせるべきだろう。