阪急阪神が運営する「そごう神戸」「西武高槻」…H2O・セブン資本業務提携を具体化、次は

 そごう神戸店(神戸市中央区)と西武高槻店(大阪府高槻市)を買い取ることが決まったH2O(エイチ・ツー・オー)リテイリング。この2店獲得が飛躍につなげられるかは、今後の経営手腕にかかっている。

■関西ドミナント戦略…「阪急ブランド」空白区の神戸と高槻

 関西でのブランド浸透を図る戦略を打ち出すH2O。百貨店を持たない神戸、高槻という「空白地帯」(鈴木篤社長)に店舗を構えることで、関西の足場を固めるねらいだ。

 しかし、百貨店をめぐる環境は厳しさを増している。郊外店は閉店が相次ぎ、H2Oでも減収店舗が目立つなど苦戦は続いている。そごう西神店が譲渡対象から除外されたのも、こうした背景があったといえるだろう。

 神戸の繁華街、三宮に位置するそごう神戸店でも、鈴木社長は「三宮にしっかり店を構えることができれば、それでいいと思っている」と述べた上で「元町(の大丸神戸店)を横に見ながら、お客さまに何が良いか考えていく」と競合店を意識する。

 サービスや取引先の継続性を重視し、当面「そごう」と「西武」の屋号を残して営業する方針も示された。ただ、特殊な運営状況に、円滑に阪急阪神百貨店の経営手法を持ち込めるか不透明だ。

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