【衝撃事件の核心】「痛い、痛い!」至福のはずの整体が〝バカ力〟で地獄に…腰骨骨折の女性が怒りの提訴(3/5ページ) - 産経ニュース

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衝撃事件の核心

「痛い、痛い!」至福のはずの整体が〝バカ力〟で地獄に…腰骨骨折の女性が怒りの提訴

伊藤氏は不法在留にも問われており、被告人質問では「長い間勾留され、家族が恋しいから認めることにした」と発言、女性への謝罪はなかった。

伊藤氏側はマッサージの知識がなかったにもかかわらず、それを知りながら雇っていた経営者が悪い、とも訴えた。結局、伊藤氏は有罪判決を受けたという。

裁判所は賠償命じる

刑事事件の経緯もあり、訴訟で整体院側は施術と骨折との因果関係は認めた。しかし入院が長引いたのは骨折のせいではなく、ぜんそくなど女性の別の疾患によるものだと主張した。事件当日の対応についても、女性が訴状で指摘するような不適切なものではなかったとした。

また刑事事件の公判における伊藤氏の言動は整体院の指揮監督を離れた後のことであって、使用者責任を負う事由ではないとも反論した。

迎えた判決で、裁判所は約350万円の支払いを整体院に命じた。伊藤氏の刑事事件での言動については「女性の被害感情を悪化させるものがあったことは否定できないが、大きな慰謝料増額理由になるとはいえない」と判断した。

女性側は判決を不服として大阪高裁に控訴している。

無資格マッサージ乱立

国民生活センターによると、整体やマッサージといった手技による医業類似行為をめぐる相談のうち、身体被害に関するものは毎年200件を超えている。