「不倫メール」の元大使を叙勲 民進・緒方林太郎氏が国会で追及 岸田文雄外相は「過去にも懲戒処分受けた者を推薦」と反論

民進党の緒方林太郎氏(斎藤良雄撮影)
民進党の緒方林太郎氏(斎藤良雄撮影)

 民進党の緒方林太郎衆院議員は10日の衆院外務委員会で、過去に「不倫メール」で処分された元外務省幹部が岸田文雄外相の推薦に基づき、平成29年春の叙勲受章者に選ばれたことを問題視した。岸田氏は「過去の例の中にも懲戒処分、内規上の処分を受けた者を推薦することはあった」と反論した。

 メール問題をめぐっては、外務省が平成14年4月、同省のパソコンを使って私的な電子メールを元部下の女性に送ったとして、当時の経済協力開発機構(OECD)日本政府代表部大使を訓戒処分としていた。同大使は今年春の叙勲で瑞宝重光章に選ばれた。

 緒方氏は同委で、当時のメールとされる文面として「だけど君が僕のメールを楽しみにしてくれると思うと時間を忘れて張り切ってしまう。これも恋の病の一環かな。ではまたね」と読み上げ、「不倫をうかがわせるメールを省内LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)で全省員に公開した」と指摘。その上で「普通の企業ではこういう方を叙勲に推薦することは常識的には考えられない」と批判した。

 これに対し、岸田氏は「公務における貢献も踏まえ、叙勲にふさわしいかどうか総合的に判断するということだ」と説明。叙勲推薦に問題はなかったとの見解を示した。

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