大人の入り口の消費者トラブル

(中)「一度だけなら…」未成年がはまるオンラインゲーム 相談の6割10万円以上 高額化する課金

【大人の入り口の消費者トラブル】(中)「一度だけなら…」未成年がはまるオンラインゲーム 相談の6割10万円以上 高額化する課金
【大人の入り口の消費者トラブル】(中)「一度だけなら…」未成年がはまるオンラインゲーム 相談の6割10万円以上 高額化する課金
その他の写真を見る (1/2枚)

 小学校から帰宅すると、洗濯物を取り込む。次は風呂掃除。「さぼるとお小遣いをもらえない」と静岡県沼津市の小学6年、神谷裕太君(12)=仮名=は、はにかむ。毎日欠かさなければ週末に200円、1カ月で800円。

 「お金は労働して手にするものだと分かってほしい」というのが、母親の香奈さん(42)=同=の考えだ。これからの時代、電子決済が主流になるだろうが、目に見えないお金では支払う感覚は育たない。

 「オンラインゲームの課金なんてもってのほか」。香奈さんはそう話すが、新たな消費スタイルは、子供たちに浸透している。

 裕太君はコンビニに向かい、ためた小遣いでプリペイドカードを買った。カードに記載されたコードを入力すれば、ゲーム内で買い物ができる。「強いアイテムがいっぱい欲しい」。来週もお手伝いに励むつもりだ。

◇◇◇

 国民生活センターによると、子供の消費者トラブルで目立つのはオンラインゲームだ。平成28年度に寄せられた未成年者のオンラインゲームに関する相談は1264件で22年度の約3・5倍。そのうち12歳以下が575件を占めている。

 アイテム購入のため、子供が親のクレジットカード番号を勝手に入力して決済するケースもあり、相談の約6割が10万円以上と高額な課金となっている。

会員限定記事会員サービス詳細