台湾のWHO総会出席問題、菅義偉官房長官「出席が望ましい」 

 菅義偉官房長官は9日午前の記者会見で、22日にスイス・ジュネーブで開かれる世界保健機関(WHO)総会への台湾の出席が困難になっている現状に関し、「感染症対策をはじめ、国際保健課題への対応に地理的空白を生じさせないためにも、台湾が何らかの形で参加することが望ましい」と語り、従来同様、総会へのオブザーバー参加を支持する考えを示した。

 台湾は、平成21(2009)年から、総会へのオブザーバー参加が認められてきたが、今年は出席手続きの締め切りの8日までに、総会への招待状が届かなかった。台湾の与党、民主進歩党が「一つの中国」原則を認めていないことから、中国が圧力をかけているとの見方が出ている。 

 菅氏は中国の姿勢は論評せず、「台湾の問題については、当事者間で、直接の対話によって平和的に解決されるべきだ」とする、政府の立場を述べるにとどめた。

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