仏大統領選

決選投票に向けマクロン、ルペン両候補がテレビ討論 「フランスの利益を守る」「ドイツの言いなりだ」

 【パリ=三井美奈】フランス大統領選の決選投票を7日に控え、独立系のエマニュエル・マクロン前経済相と極右「国民戦線」のマリーヌ・ルペン候補による最後のテレビ討論会が3日、行われた。2人は2時間半にわたり、欧州単一通貨「ユーロ」離脱の是非のほか、テロ対策や外交をめぐって真っ向から対立した。

 世論調査の支持率で約20ポイント離されるルペン候補は、オランド政権で経済相だったマクロン氏の「失政」を激しく攻撃したが、双方に大きな失敗はなかった。ルペン候補の逆転は難しい情勢のまま、選挙戦は最終盤に入る。

 最も厳しく対立したのが、欧州連合(EU)とユーロの問題。

 ルペン氏は「ユーロは銀行家の金だ。庶民の金ではない」と述べ、国内で通貨フランの流通を復活させる持論を展開した。マクロン氏は「そんなことをすれば通貨が切り下げられ、物価があがる」とただちに反論した。

 「ルペンさんは、国の競争力を弱めようとしている。ユーロ圏にとどまって、フランスの利益を守るのが私の目標だ」

 「マクロンさんはドイツの言いなりだ」

 「ルペンさんは不安をまき散らすだけだ」

 「マクロンさんは(ドイツの)メルケル首相のご機嫌取りですから」