トランプ政権

通商での対中譲歩を否定 ロス米商務長官、大統領発言を修正

 【ワシントン=小雲規生】ロス米商務長官は1日、CNBCテレビのインタビューで、中国が北朝鮮の核・ミサイル問題への対応で協力することと引き換えに、米国が通商問題で中国に譲歩することはないとの見方を示した。トランプ大統領は通商面での対中姿勢の軟化を示唆していたが、軌道修正した形だ。

 ロス氏はトランプ氏の発言について、中国とさまざまな分野で建設的な関係を築こうとしているという意味だと説明。「大統領には北朝鮮に関して(中国の)協力を得るために、米国の雇用をあきらめるという意図はない」と語った。

 トランプ氏は4月30日放送のCBSテレビのインタビューで、「中国が米国を助け、(北朝鮮の核)問題を解決できるようなら、米国にとって多少良くない通商合意を(中国と)結ぶ価値はある」と発言。さらに「北朝鮮の方が貿易よりも重要な問題だ」と述べていた。

 またロス氏は、トランプ氏が再交渉を目指している北米自由貿易協定(NAFTA)について「大昔の協定だ」と批判。議会での手続きが終わり次第、カナダ、メキシコ両国との再交渉を始めるとした。

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