爆発的人気のサーモンを作れ 養殖や地域ブランド加速「国産安心感や新鮮さが魅力」

「海外産より新鮮」

 一方、国内では、ブランドサケ・マスも相次いで誕生している。

 愛知県淡水養殖漁業協同組合などは12年の歳月をかけて11年に「絹姫サーモン」を完成させ、販売を軌道に乗せている。このほか、信州サーモン(長野県)や、ヤシオマス(栃木県)といったブランド種のほか、広島サーモン(広島県)などのご当地名産も出てきている。

 近畿大の家戸敬太郎教授(水産増殖学)は「サケは水温の低い地域でも養殖ができ、国内では養殖ブームになっている。輸入ものと比べ国内産は安心感や新鮮さというメリットがある」と話している。

サケ

 いずれもサケ科に属し、生物学上明確な区分はなく、さまざまな名称で流通している。マスよりサケの方が高級感があることから「ベニマス」が「ベニザケ」と呼ばれるようになるなど、サケとマスが混在するようになったとされる。一方、英語では区別されており、「サーモン」は川と海を行き来するもので、「トラウト」は淡水のみに生息するものを指し、「サーモントラウト」は海で養殖したニジマスを呼ぶ。世界のサケ・マスの流通の約7割が養殖。その約8割のシェアをノルウェーとチリが占め、日本も平成28年度に約22万㌧を輸入している。

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