森友学園問題

保育枠、近隣だけでは不足 人員不足問題で来月再び説明会

 学校法人森友学園(大阪市淀川区)系列の社会福祉法人が運営する高等森友学園保育園(同区)が配置基準を満たす保育士を確保できていない問題で、大阪市は27日、近隣の保育所(保育園)だけでは、同園に通う児童45人全員を受け入れられないとの現時点の見通しを明らかにした。5月11日に開く2回目の保護者説明会で受け入れ調整の詳細について説明する。

 今月25日に開いた説明会では、市が閉園を視野に転園希望を募ることを説明したが、保護者からは「転園させたくない」などの意見が相次いだ。

 これに対し、吉村洋文市長は27日の会見で、「保護者の皆さんには何の落ち度もないが、本来なら今すぐにでも保育ができない状態だ。市が保育士を派遣しているのは特例措置であり、通常の状態ではない」と述べ、高等森友学園が改善勧告の期限である28日までに保育士を確保できなければ閉園はやむを得ないとする市の方針に理解を求めた。

 市は淀川区や近隣区を中心に受け入れ先を探し、優先的に入所できるよう調整する方針で、5月11日の説明会で詳細を示す予定。ただ、現時点では近隣だけで45人の枠は確保できていないという。

 一方、今月28日までに同園が保育士を確保できない場合、市は29日に改善命令を出す。