緊迫の朝鮮半島

韓国大統領選、空白の7時間ならぬ31時間…文在寅候補が抱える「三つの爆弾」

 セウォル号沈没事故とは2014年4月に旅客船セウォル号が沈没し、高校生ら300人以上が犠牲になった事故。事故当日の朴氏について、事故発生の一報が入った午前10時ごろから、対策本部に姿を現す午後5時ごろまでの動静がはっきりしなかったことから、韓国マスコミでは「空白の7時間」として大きく取り上げ、文候補も朴氏の弾劾時に攻撃材料としていた。「ほかにどんな大事な要件があるのか、いったい何をしていたのか」というわけだ。

 セウォル号事故と交通事故を並列に論じた、この遺族の書き込みは、韓国のニュースサイト「ニューデイリー」などが詳報し、韓国ネットユーザーの間で瞬く間に広まった。遊説車両が文候補陣営のものだったことも明らかとなり、批判の声がネット上に氾濫した。

 騒ぎが大きくなってから文候補はネット上に謝罪文を公開したが後の祭り。それどころか、事態はさらに炎上する。

前代未聞の強行弔問

 文候補は事故発生翌日の夜9時ごろに遺体安置所を訪問。遺族は「いまさら何をしにきたのか」と怒って弔問を断ったのだが、ニューデイリーなどによると、文候補一行は随行していた警備員に命じ、弔問をさせまいとする被害者の姉ら数人の遺族の抵抗を排除し、無理矢理に弔問したという。