真宗大谷派、残業代未払い 違法な労使覚書を40年超締結「職員に甘えていた」

 27年11月から始まった団体交渉の席上、上司は「教団は懇志(こんし、寄付金)によって運営されており、労働時間と賃金の範疇にない考え方で、門徒の負託に応えている」と発言。

 その上で「門徒に育てていただくのだから、手当や対価をもらうという考え方は当たらない」「職員は『宗務役員』と呼ばれている。労働者でありながら、一般企業の取締役や管理職といえる」と主張した。

 大谷派は28年10月、未払い残業代の精算に応じることで男性と合意したが、男性は上司から暴言を吐かれたり机をたたいて怒鳴られたりし、内部のハラスメント防止委員会が12月にパワハラ被害を認定。一方で雇用契約を更新しないと雇い止めを通告され、今年3月末で退職した。

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