熊本信用金庫と崇城大が24日、地域発展に連携して取り組む包括協定を結んだ。同信金が日常の業務でキャッチした地域情報を崇城大に提供し、両者で課題解決や、地域活性化を推進する。
崇城大は、熊本市の中心市街地に開設した「新市街スタジオ」を拠点に、企業や行政などと地域活性化に取り組んでいる。
その中では、地域おこしに関わる人々が結びつき、最大限の効果発揮を図る「地域コミュニティーブランド手法」を用いる。崇城大情報学部の星合隆成教授は「金融機関の参加は初めてで、予期せぬ化学反応を期待したい。新たな地域活性化の形を生み出していきたい」と述べた。
この日、熊本市中央区の同信金本店で、協定の締結式が開かれた。
同信金の品川良照理事長は「地域の新しい交流の枠組みに参画することは意味がある」と話した。崇城大の中山峰男学長も「金融機関との連携により新たな課題解決、地域発展に寄与できる。次世代を担う人材育成に努めたい」とあいさつした。