モスクワでコスプレなど日本文化紹介イベント「恋のバカンス」合唱も  

23日、モスクワで開催された日本イベントに集まったコスプレ愛好者たち(黒川信雄撮影)
23日、モスクワで開催された日本イベントに集まったコスプレ愛好者たち(黒川信雄撮影)

 【モスクワ=黒川信雄】ロシア・モスクワで23日までの2日間、コスプレから伝統芸能まで日本文化を幅広く紹介するイベント「ヒノデ・パワー・ジャパン2017」が開催され、連日多くの人々でにぎわった。23日には地元の小中学生らが1960年代の日本の人気歌謡曲「恋のバカンス」を日露両語で合唱し、会場から喝采を浴びていた。

 恋のバカンスは日本の双子デュオ「ザ・ピーナッツ」が歌ったが、主催者によるとロシア(当時ソ連)の映画で60年代、ロシア語版の恋のバカンスが歌われ、今でも市民の間で広く親しまれている。

 合唱を聴いたモスクワ在住のインナさんは「懐かしい。とてもあたたかい気持ちになる曲」と目を細めた。

 イベントは世界的なコスプレ大会のロシア予選としてスタートし、今年で6年目。日本のアニメキャラクターの赤い衣装に身を包んだ大学生のクセーニャさんは「日本文化を尊敬している」と笑顔で語った。

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