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学校と家庭と地域社会を結ぶ役割を果たしてきたPTA。基本的に入退会自由の任意団体だが、保護者の間で強制的なもの、面倒なもののように言われることもある。最近では「PTAやめたの私だ」というネット投稿が話題になり不要論まで飛び出している。役員選出や総会などが行われる新年度だが、やめてもいいのか、続けるならどうすればいいのか。PTA活動に詳しいライターの大塚玲子さんと日本PTA全国協議会会長の寺本充さんに聞いた。(篠原知存)
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□大塚玲子氏
■参加は自由 別組織でも
--著書には、PTAという組織でなくてもいいという提案も
「地元のネットワーク、教育のサポートなどPTAが担う活動は関心を集めているのに、PTAという言葉に嫌なイメージがつき過ぎている。仕事をやらなかったら仲間はずれとか、あり得ないこと。マイナスイメージを返上するよりは、別の組織を作ったほうが早いだろう。もちろんPTAでうまくできるなら、そのままでいい」
--PTAがないと困ることも出てくるのでは
「あったものがなくなることに漠然とした不安はあると思うが、活動についてはすべてPTAを通してやる必要はないし、場合によってはPTAを通さずに声を掛けるほうが人が集まることもある」