近大が米国アンダーアーマー提携 スポーツ関連グッズ販売…所属選手も大学ブランドもW強化策

近畿大の入学式で会場に向かう新入生ら=1日午前、大阪府東大阪市(志儀駒貴撮影)
近畿大の入学式で会場に向かう新入生ら=1日午前、大阪府東大阪市(志儀駒貴撮影)

 近畿大学は20日、米スポーツ用品大手「アンダーアーマー」の日本総代理店、ドーム(東京都江東区)と包括提携したと発表した。米大学スポーツ界の先駆的なビジネスモデルを参考に、まずは、近大体育会系クラブの統一ブランドを作成。「近大ブランド」の向上を図る。近大側はアンダーアーマーが持つノウハウを取り入れ、将来的には放送権料の確保や各クラブの試合入場料によるビジネス展開を視野に入れている。

■米国NCAAは放送権など年1000億円の収益…

 近大は今回の提携により、各体育会系クラブで使う共通のロゴなどのブランド作りを進める。これまで、各クラブがそれぞれユニホームをデザインするなど「連携できていなかった」(近大の世耕石弘・総務部長)といい、アンダーアーマーの協力のもとで、近大のネームが入ったウエアなどのスポーツ関連用品のブランド力を高め、学外の一般のスポーツファンらに売り込む考えだ。

 事業で得られた収益はクラブの遠征費や学生の教育資金に充て、2020年東京五輪も見据えた選手強化につなげる。

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