ギャンブル依存症対策法案、今国会成立目指す方向で一致 自民・公明がWT初会合

 自民、公明両党は18日午前、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法が昨年12月に施行されたことを受け「ギャンブル等依存症対策の法制化に関するワーキングチーム(WT)」の初会合を国会内で開いた。依存症対策の基本法案を策定し、今国会での成立を目指す方向で一致した。

 両党は3月下旬、依存症の実態把握や相談、医療体制の強化などを柱とする論点整理をそれぞれまとめた。WTでは論点整理を基にギャンブルの範囲や依存症の定義など法案内容を協議する。政府が3月末にまとめた、本人や家族の申告による利用制限などを盛り込んだ論点整理も参考に検討を進める。

 WT座長に就いた自民党の中谷元(げん)・前防衛相は「相当なスピード感を持って、作業を迅速に行っていきたい」と話した。

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