学びの現場で(上)

「主体的な学び」で育てる思考力 教材に新聞使った「NIE」で授業が変わる

 先生が黒板を前に授業を行い、生徒たちが必死にノートをとる-。そんな光景が定番だった教室の様子に変化の兆しが見え始めている。知識量を問う従来型の教育から生徒たち同士の対話や議論を通じ、主体的に学ぶ力を育てるというアクティブラーニングと呼ばれる授業スタイルへの転換だ。パソコンやスマートフォンなどが生活の隅々に浸透するなか、単純な知識量よりも、自ら課題を見いだし、知識を活用できる力が必要だというのだ。

 平成32年度から順次実施される次期学習指導要領では「定義があいまいな部分がある」などとしてアクティブラーニングという言葉こそ直接盛り込まれなかったが、各教科で「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善が促されている。

 また、大学入試センター試験の終了を受けて32年度から実施される新テストも暗記型から思考力などを問う内容に変わる。例えば、統計資料や新聞記事を読み解いて仮説を立てたり、新聞記事の要約をしたりする問題が想定される。これらの変化に対応するため、授業も変わらざるをえないのだ。

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