森喜朗の「遺書」

死を覚悟した元首相が五輪の内幕をすべて明かした 「私は2つの死の恐怖と闘っている。一つはがん、もう一つは…」

【森喜朗の「遺書」】死を覚悟した元首相が五輪の内幕をすべて明かした 「私は2つの死の恐怖と闘っている。一つはがん、もう一つは…」
【森喜朗の「遺書」】死を覚悟した元首相が五輪の内幕をすべて明かした 「私は2つの死の恐怖と闘っている。一つはがん、もう一つは…」
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 元首相で2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗氏(79)が手記を出す。タイトルは『遺書』。肺がんと闘いながら、平成32年夏の東京五輪に向け、陣頭指揮を執る森氏が、JOC(日本オリンピック委員会)や小池百合子東京都知事らとの確執を赤裸々に明かした。

 『遺書』では、平成26年1月に組織委会長就任以来の苦労話を分かりやすい語り口で紹介。JOCとの確執も詳しく明かした。

 石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一、小池百合子の歴代4知事とのやりとりも述懐。猪瀬、小池両氏に対しては辛辣で「私は今、2つの死の恐怖と闘っているようなものです。一つはがんであり、一つは小池知事の刃です」と記している。

 国立競技場建て替え問題や五輪会場見直し問題などの内幕も暴露。ラグビーW杯招致や、文藝春秋とのトラブルなど多数の秘話が満載されている。「遺書東京五輪への覚悟」(幻冬舎、1500円+税)は21日に発売される。

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