大学の女子力

芸術は実力だけの世界…弾力的な学びで社会課題に対応 大手前大(3完)メディア・芸術学部、廣田政生学部長に聞く

「社会問題に対応できる女性人材を育てたい」と語る廣田政生学部長
「社会問題に対応できる女性人材を育てたい」と語る廣田政生学部長

 大手前大学はメディア・芸術、現代社会、総合文化の3学部を有し、昨年は健康栄養学部を新設。女子比率は年々高まり、新学部を除いた3学部ではメディア・芸術学部が約60%と過去最高を更新するなど男女比も逆転傾向にある。目指すべき女子教育についてメディア・芸術学部の廣田政生学部長に聞いた。

 --女子比率が高い要因をどう見るか

 「デザイン・造形美術やマンガ制作、映像アニメーション、建築・インテリアなど7専攻あり、いずれもクリエーティブな能力が求められるが、そこに自分の感性を生かせると考える女子が多い。芸術は男女の区別がない実力だけの世界。人気アニメ『進撃の巨人』のアニメーターとして活躍する卒業生もいる」

 --女子学生に特化したカリキュラムは?

 「特に女子向けのものはない。本学は学部や専攻の垣根を越え、自分の目標や関心に合わせて自由に科目選択できるのが特長だ。例えば、マンガ制作と現代社会学部の心理学、デザイン・造形美術と総合文化学部の英語コミュニケーションといったダブルメジャー(2専攻)が可能で、より広い適応力を養うことができる。こうした弾力的な学びも女子学生の魅力になっているのだろう」