違法中国船を次々と爆破するインドネシアの女傑が稲田朋美氏を表敬訪問 「あなたは防衛相として非常に勇敢」

 魚河岸の世界で頭角を現したスシ氏は、海産物の卸業で成功を収め、その後、島嶼部専門の航空会社「スシ・エア」を設立。インドネシア屈指の女性実業家に成り上がった。

 こうした経歴が2014年秋に大統領に就任したジョコ氏の目に留まり、海洋・水産相に任命された。

 インドネシアはもともと、豊富な海洋資源に恵まれている一方、中国やベトナム、フィリピン、マレーシアなどの漁船による違法操業の餌食になっていた。密漁被害は年間200億ドルに達しているという。

 このため、スシ氏は閣僚に就任するや否や、「わが国の領海には無許可の外国漁船が多すぎる。水産資源を盗む外国船は撃沈する」と宣言。実際、大臣就任から1年で、170隻以上の違法漁船を爆破した。目を見張る周囲にインドネシアの女傑は、こうタンカを切ってみせた。「これは遊びではない!」。

 一方、魚河岸時代から日本の水産業とも太いパイプがあり、漁業を学ぶ学生相手の講演では「日本人の規律に学ぶべきだ」と語る大の親日家でもある。

 海洋資源どころか、れっきとした国土を中国から守らなければならない日本の防衛相は、この女傑との面会で、どんな刺激を受けただろうか。