話の肖像画

中国人風刺漫画家・辣椒(4) 日本で出合った本物の民主主義

 〈創作活動を通じて知り合った日本の友人はみな、中国問題に高い関心を持つ。しかし、人によっては偏りもある〉

 リベラル系といわれる人とも、保守系といわれる人とも付き合っています。リベラル系の人たちは中国の人権問題に高い関心はあるが、習近平政権の対外拡張や脅威にはほとんど興味がありません。中国政府批判もほぼありません。保守系の人たちとは外交・安全保障などで意見が一致することが多いけれど、中には「中国だけではなく中国人も嫌いだ」と公言する人もいます。

 私がいつも強調しているのは、諸悪の根源は中国共産党の一党独裁体制であり、大半の中国人も体制の被害者だということです。日本に対する脅威を取り除きたければ、中国がまともな国になることが前提条件です。中国の民主化を推進するため、日本はもっと積極的な役割を果たしてほしい。中国で日本と同じような直接選挙が実現した暁には、中国人が幸せになるだけではなく、日本ももっと安全で住みやすい国になるはずです。(聞き手 矢板明夫)

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