話の肖像画

中国人風刺漫画家・辣椒(3) 何度も「お茶を飲まされた」

 30分ほどして現れた2人の警官はまるで別人のように言葉遣いが丁寧になっていました。当時、私の微博(中国版ツイッター)のフォロワーは約30万人いました。私の書き込みは瞬く間にネット上で拡散し、「救出キャンペーン」が始まっていたのです。警察署と警官に抗議電話が殺到しました。著名な民主化活動家、胡佳氏が警察に送った「乱暴な振る舞いをすれば、民主化が実現した暁にはあなたの罪を必ず清算する」というショートメールもかなり効いたそうです。結局、警察署に連行されましたが、簡単な事情聴取だけで家に帰ることができました。「抗議電話で仕事にならない。家に帰ったことをすぐにみんなに知らせるように」と最後に警察に頼まれました。(聞き手 矢板明夫)

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