歴史戦・第17部新たな嘘(下)

改変された「不都合な事実」 慰安婦勧誘、朝鮮人から日本人に… 「守り人」には北朝鮮の影も

 慰安婦像前には「守り人」(チキミ)と呼ばれる若い学生たちがおり、清掃などを行っていた。活動をよく知る地元関係者によると、学生たちは定期的に集まり、慰安婦問題などに関する「教育」を受けているのだという。

 どのような「教育」かを示したのが「3月1日の独立運動記念日の集会でのアピールだった」(同関係者)。総領事館近くの公園には学生ら約1000人が集まり、日韓合意の破棄とともに、日韓の安保分野の情報共有を可能にする軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄、そして南北統一を訴えた。いずれも日韓を分断を狙う北朝鮮の思惑に沿った主張だ。

 元韓国政府当局者は「金大中、盧武鉉両政権時代に南北交流の名目の下、親北朝鮮の非政府組織(NGO)などにカネが流れるようになった」と説明する。

 その上で「北朝鮮の影がちらつくことは公然の秘密。だが、李明博、朴槿恵両政権もその流れを止めることはできなかった」とこの当局者は危機感を募らせるのであった。

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 韓国の高校では今、校内に小さな慰安婦像を建てる動きが静かに広がっている。ソウルの梨花女子高の歴史サークルが昨年、日韓合意への抗議を込めて、小さな慰安婦像の設置を他校にも提案した。これに呼応した各地の高校の生徒会が募金を行うなどし、慰安婦像が続々と誕生しているのだ。100校への設置が当面の目標だ。

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