関西の議論

〝ジブリ飯〟って何? 「ラピュタ」でシータが作ったシチューをイベントで再現、ファンの集いではなく崇高な目的が

 下ごしらえから味付けまで、参加者が中心になって調理し、映画の世界を体感した。京都市の会社員、小泉晋作さん(39)は「子供のころに一番よく見た映画がラピュタ。映画のシーンを追体験できたことに感激した」。神戸市の大学生、薬師寺沙彩さん(20)も「映画と一体になることができてうれしい」と笑顔を浮かべた。

 ジブリ飯のイベントは昨年10月に続いて2回目。参加料は一般3500円、学生3千円で、収益はカンボジアの子供たちに映画を届ける事業にあてられる。「今後も『映画飯』という形でこのシリーズは続けたいですね」と金原さんは話した。

即席の移動映画館

 平成25年に始まった映画事業では、日本のアニメ映画をクメール語に吹き替え、カンボジアの農村部に暮らす子供らを対象に無料で上映している。

 日本人駐在員とカンボジア人スタッフが「映画配達人」となって、発電機やプロジェクター、スクリーンなどを学校の教室や村の広場、お寺などに持ち込んで即席の映画館に仕立てる。現在、国内2つの地域で週2回上映し、多いときは数百人の観客が集まる。移動映画館の観客はこの4年間で3万人を超えたという。