救急車が事故、搬送16分遅れで搬送男性が死亡 さいたま市、因果関係は「調査中」

 埼玉県の大宮消防署は10日、心肺停止状態の男性(79)=さいたま市中央区=を搬送中の救急車が交差点で乗用車と衝突、救急車に乗っていた4人が軽傷を負い、搬送が約16分遅れたことを明らかにした。男性は病院到着後に死亡が確認された。

 同消防署は事故と死亡の因果関係について「調査中」としている。安藤克署長は、「市民の生命身体を守る救急隊が交通事故により市民を負傷させてしまい誠に申し訳ありません」と謝罪、「事実関係を詳しく調べ、交通事故再発防止に努める」とコメントした。

 同消防署などによると、9日午後7時45分ごろ、同市中央区新中里の市道交差点で、男性を搬送中の救急車と乗用車が出合い頭に衝突。助手席にいた男性の妻(78)と後ろにいた娘(45)、さらに男性隊員2人が軽傷を負った。双方の運転手と男性にけがはなかった。

 男性は別の救急車で同区の病院に搬送されたが死亡が確認された。同消防署によると、担当医は「遅延による影響はないだろう」としているという。救急車は赤色灯をつけサイレンを鳴らしながら走行していた。

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