小麦アレルギーの女児にパン食べさせ嘔吐 三重・名張の保育所「声掛け確認を徹底」

 三重県名張市は、市立赤目保育所に通う小麦アレルギーの女児(1歳2カ月)にパンを誤って食べさせる不適切な対応があったと発表した。市によると、女児の症状は軽く、安定しているという。 

 市保育幼稚園室によると、8日午後3時20分ごろ、女性保育士がおやつとしてパンを少量食べさせた。1時間後、女児がおう吐したため、所長が保護者に連絡した。

 通常は女児にミルクを与えており、この日も、職員間で女児へのアレルギー対応について情報の共有が行われていたという。

 同室は「保育にあたっている職員複数で、声に出して確認を行った後に食べさせるよう、より徹底していく」としている。

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