50年後の日本人口、8800万人 減少ペース緩和か 出生率向上や平均寿命の伸びで

 合計特殊出生率は、15年の1.45が24年の1.42で下げ止まり、65年には1.44となる。前回推計の1.35は上方修正されたが、人口を維持する目安とされる2.07を下回る状況は続いている。

 平均寿命は、15年に男性が80.75歳、女性が86.98歳だったのが、65年には男性が84.95歳、女性が91.35歳まで伸びる。65歳以上の高齢者数のピークは42年の3935万人。高齢化率は53年に38%を超え、それ以降は38%台前半で推移する。前回推計では高齢化率は60年まで上昇し、同年以降40〜41%で推移するとされていた。

 参考値で示された100年後の2115年の人口は5056万人だった。

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