シリア攻撃

シリア攻撃の衝撃…中国は米と密約か、国内反発恐れだんまり 北は「斬首作戦」に激しく反応

 「北朝鮮への『斬首』作戦は一触即発の状態を招く」。ネット上では緊迫化する朝鮮半島情勢への懸念が広がり、「北朝鮮が攻撃されれば中国は支援する義務がある」などと米国に反発する声が多く寄せられている。

 中朝国境の丹東市の鴨緑江にかかる「中朝友誼橋」。地元の関係者が産経新聞に証言したところによれば、以前は1日400台以上のトラックが北朝鮮に渡ったが、いまは半分ほどに激減。7日、橋周辺には警察の特殊部隊の装甲車が警戒し緊張感が漂う。

北朝鮮=「発射待機状態」

 米トランプ政権内で持ち上がる対北先制攻撃論に、中国よりも過敏に反応したのは、北朝鮮である。

 「いま一度警告しておく。わが軍の攻撃手段は米本土まで射程に収め、常時、発射待機状態にある」

 北朝鮮が日本海に弾道ミサイルを発射した5日、朝鮮労働党機関紙、労働新聞は論評でこう警告した。実施中の米韓合同演習の目的が「北の首脳部除去」や核・ミサイル施設への先制攻撃にあるとも非難した。

 北朝鮮外務省が3月末に平壌駐在の各国外交官を集めた異例の説明会でも、米韓演習は対北「先制攻撃」が目的だと批判した。

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