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花粉症対策「外国に行くとよいらしい」「ヨーグルトが効くようだ」…巷のウワサを専門家に聞いてみた!

 花粉症の季節、少しでも花粉症の症状を軽減したい人も少なくないだろう。巷では花粉症にいいらしいとされる「外国に行くとよいらしい」「ヨーグルトが効くようだ」等の情報を見かけるが、本当のところはどうなのだろうか。花粉症にも詳しい慶友銀座クリニックの大場俊彦先生に話をきいた。

外国に行くと花粉症は治るのか?

 大場先生によると日本人の約四分の一が花粉症だという。

 「花粉症とは、植物の花粉スギやヒノキ・シラカンバ・ハンノキ等の植物の花粉が原因となり、特有なくしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎症状を起こします。アレルギー性鼻炎には、大きく分けて2つあり、原因を起こす物質であるアレルゲンにより分けられます。一つは通年性アレルギー性鼻炎で、通年あるダニやハウスダストなどにより一年中鼻炎症状がある病気です。もう一つは季節性アレルギー性鼻炎といい、症状は通年性アレルギー性鼻炎とほぼ同じですが、アレルゲンとなる花粉が飛ぶ間だけ症状がでるのが特徴で、花粉症※ともいいます」(大場先生)

 大場先生によると、世界的にも花粉症は存在するという。

 「世界の3大花粉症はスギ花粉症とイネ科花粉症、そしてブタクサ花粉症です。スギ花粉症は主に2月から4月までの日本でみられスギ花粉症の有病率も年々増加傾向にあります、イネ科花粉症は主にヨーロッパの5月から7月頃みられ、ブタクサ花粉症はアメリカ本土の8月から10月でよくみられます」(大場先生)

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