BCリーグ

栃木ゴールデンブレーブス発進!!(下)NPB初の女性選手目指す吉田えりも加入「しっかり投げたい」

 栃木でも野球人口は減っており、「中学の野球部で9人そろわないことも珍しくないらしい」と心を痛めている。「このチームからNPBにドラフト指名される選手が出れば子供たちのいい目標になり、栃木の野球再建のいいきっかけになるのでは」と考えている。

 そんな個性的な選手をまとめる辻監督の参謀役を務めるのが、宮地克彦ヘッドコーチ(45)だ。2人はダイエー、ソフトバンクに同じ外野手として在籍したチームメートだった。

 昨季まで西武の2軍コーチを務めていた宮地ヘッドは、BCリーグが発足した2007年に富山サンダーバーズで1年間、選手兼任コーチを経験。独立リーグには10年ぶりの復帰となる。

 旧知の間柄の辻監督から「僕を助けてくれませんか」とコーチの就任要請を受けて快諾。「まさか時を経て、栃木のこの地でまた2人で野球をすることになるとは」と笑い合ったという。

 BCリーグをよく知る宮地ヘッドは「選手を1人でも多くNPBへ送り込むのは大きな目標だが、9割以上が夢を果たせないのも現実。NPBへ行けないのなら次のステップとして野球以外の道に進むことを決心させるのも重要」と語る。

 富山時代には1年間がむしゃらに野球へ打ち込み、「やり尽くしました。次の仕事を探します」と引退した教え子がいた。「彼は自分で不動産会社を立ち上げて、NPBの元選手を雇用している。素晴らしい成功例ですね」とうなずく。

 栃木ゴールデンブレーブスは4月8日午後0時20分から、ホームの宇都宮清原球場(宇都宮市)に武蔵ヒートベアーズを迎えて開幕する。(三浦馨)

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