大人の遠足

全部覗くと4628億年かかります 見て、感じて、作れる日本万華鏡博物館

【大人の遠足】全部覗くと4628億年かかります 見て、感じて、作れる日本万華鏡博物館
【大人の遠足】全部覗くと4628億年かかります 見て、感じて、作れる日本万華鏡博物館
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 世界各国から集めた万華鏡が一堂に会する「日本万華鏡博物館」が埼玉県川口市幸町にある。博物館といってもマンションの一室で、スペースはわずか約30平方メートル。それでも、ずらりと並ぶ万華鏡は約1200本。万華鏡が誕生して間もない1820年代の貴重な品や、紙製のものまでさまざまな作品がそろえられ、大熊進一館長(67)は「世界で一番小さいけれど、世界で一番万華鏡の歴史が分かる」と胸を張る。

アートに心奪われる

 大熊さんと万華鏡との出合いは平成2年に遡(さかのぼ)る。クジラを見に行った米ハワイで見つけた高さ約20センチの円筒に興味を引かれた。店員に促されるままにのぞくと、心を奪われた。「アートとしての万華鏡があった」と振り返り、気がついたときには購入していたという。

 それ以来、集めた万華鏡は約2600本。館内にはその一部が所狭しと並ぶ。材質は紙や木、石などさまざま。十二支や灯台を模したユニークな作品、ほとんど現存していないという万華鏡発明から間もない19世紀初めの逸品、金とトルコ石など貴金属や宝石をあしらった貴重な品も。穴からのぞいてみると、平面の色鮮やかな世界が広がる。台形の鏡を使うことで、3Dのように映像が立体的に浮き上がって見える作品もある。