銀幕裏の声

夫の頭蓋骨の破片を見た、肌色だった…ケネディ夫人が叫んだ暗殺の真実「彼らが殺した」 映画「ジャッキー」

【銀幕裏の声】夫の頭蓋骨の破片を見た、肌色だった…ケネディ夫人が叫んだ暗殺の真実「彼らが殺した」 映画「ジャッキー」
【銀幕裏の声】夫の頭蓋骨の破片を見た、肌色だった…ケネディ夫人が叫んだ暗殺の真実「彼らが殺した」 映画「ジャッキー」
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 「彼らがしたことを見せつけてやる!」。ジョン・F・ケネディ元米大統領の夫人、ジャクリーンを主人公にした映画「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」(公開中)では、これまで語られることのなかったケネディ暗殺事件の真相やケネディファミリーの秘話が明かされる。劇中、彼女が側近に言い放つ冒頭の言葉は意味深長だ。「彼女は少なくとも3発の銃声を聞いており、明確に彼らと複数犯を主張、単独犯を否定しています。公的記録から削除された彼女の証言もあるのです」と解説するのは米大統領研究者で「アメリカ人の物語」(悠書館)の著者である大阪大外国語学部非常勤講師、西川秀和さん。今、なぜジャッキーが注目されるのか? 西川さんと共に映画からさらに真実に迫ってみると…。(戸津井康之)

「頭髪がごっそりとなくなっていた」隣で見た一部始終

 「彼の頭蓋骨の破片を見ました。そして、私はそれが肌色だったのを覚えています…。ああ、神様、私の夫が撃たれてしまった…」

 1963年11月22日。ケネディ大統領はテキサス州ダラスをオープンカーでパレード中、射殺された。凶弾に倒れる夫の隣にいたジャッキーは、その一部始終を見ていた。

 「通称『ウォーレン委員会』と呼ばれる大統領暗殺事件の調査委員会で、彼女は暗殺時の様子を証言しています。しかし、なぜか記録から削除されていた証言もあるのです。『私は彼の頭髪をしっかりと抑えようとしていました。しかし、前からごっそりとなくなっていました。そこにあるべきものが…』。この文章はただ生々しいだけで削除されたのでしょうか…」

 委員会がまとめた報告書を研究する西川さんはさらにこう断じた。「報告書には多くの疑問点が残されたままなんです」と。

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