歴代愛好者の情熱を追体験 「絵巻マニア列伝」展 (3/3ページ) - 産経ニュース

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歴代愛好者の情熱を追体験 「絵巻マニア列伝」展 

 室町以降も貴重な作品を貸し借りしたり模写したりと、時にユーモラスで奇想天外な物語に浸る皇族や公家、将軍らが次々に登場。そして最後を飾るマニアが、寛政の改革でおなじみの松平定信(1758〜1829年)だ。老中職を退いた後、全国を調査し一大文化財図録『集古十種』を刊行した定信は、続編として、膨大な絵巻などから図様を写し分類した『古画類聚(こがるいじゅう)』を編纂。「自らの楽しみだけでなく、絵巻を模写・修復し未来に守り伝えようとした。こういうマニアが登場したからこそ、絵巻が今に存在するのだと思います」(黒沢綾子)

 5月14日まで、火曜休。展示替えあり。(電)03・3479・8600。