夢を追う

ハウステンボス歌劇団トップスター、優雅さん(2)突っ走った宝塚への道

 《入試倍率は過去最高の48・25倍だったが平成6年、音楽学校に合格した。8年に宝塚歌劇団の82期生となる。同期生には蘭寿とむ、紺野まひるがいる》

 入学後に周りを見渡すと、宝塚のために生きてきたという感じの同期生が多かった。みんな、音楽学校の授業が終わってからも、個人レッスンに行くなど、半端な気持ちではなく努力していた。

 果たしてついていけるのか。そんな不安も抱きました。それでも、男役がやりたくて仕方ない。実力をもっと付けなければと、努力しました。

 《音楽学校卒業後、月組に配属され、研ルイスの芸名で活躍した》

 宝塚は主演男役であるトップスターを頂点に、2番手スター、3番手スターとランクがあります。1年目、3年目、5年目に行われる試験などで決まります。男役だけでも200人を上回ります。大変な競争でした。大劇場に写真が載るだけでも大変でした。

 私の本名は、いま芸名で使っている「優雅」です。実は生まれたときに祖父が、男の子なら「塁守(るいす)」で、女の子なら「優雅」にしようと言っていたそうです。

 宝塚の芸名を付ける際は、家族で話し合いました。男で生まれていれば「塁守」だったのだから、男役には「ルイス」が良いとなりました。「研」には「石で磨く」という意味があります。舞台人として芸事を磨き続けるという思いを込めました。

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