定員を超過した園児を受け入れるなどの不正により、4月1日付でこども園の認定取り消しの兵庫県姫路市飾磨区加茂の「わんずまざー保育園」が3月31日、最後の登園日を迎えた。子供を預けに来た母親らは「今でも園長の対応は許せない」と不満を口にしつつ、子供を預けて職場に向かった。
認定こども園として最後となったこの日も、早朝から保護者が子供を預けに次々と園を訪れた。小幡育子園長も姿をみせたが、報道陣への対応はなかった。
母親らは「(閉園は)残念だが、園長のしてきたことを考えれば仕方がない」「逃げ回って自分で説明しない園長は許せない。二度と保育に関わってほしくない」と話した。
小幡園長の代理人弁護士によると、保護者への謝罪や金銭的な補償も含めて検討しているとしている。
在籍予定だった園児46人は別の園に移るなどして全員の退園が決定。雇用されていた保育士も全員が退職するという。