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240人の惨殺遺体、メキシコ「麻薬戦争」の現実…世界最凶の麻薬カルテルが跋扈した地帯

 現地メディアなどによると、この団体は、活動資金を集め、遺体を探すために地面を掘削する機材を調達し、掘削技術も身につけ、掘り起こし作業を地道に続けていた。そして、昨年8月、現場から最初の遺体を見つけたのだ。

 メキシコでは南部ゲレロ州イグアラ市で2014年9月26日、デモに向かう途中の教育大学の学生が襲撃され、6人が死亡、43人が失踪した事件が起きている。この事件を指示したのが、同市の市長夫妻だったことも世界を驚かせた。市長夫妻は警察と麻薬カルテルに事件を実行させていたという。後に逮捕された麻薬カルテルのメンバーは学生たちを殺害して焼き、川に棄てたと供述している。

 この事件から29カ月目となる今年2月26日、首都メキシコシティーで事件への抗議デモが行われた。麻薬カルテルと当局との癒着が常に指摘されるメキシコで、「麻薬戦争」が終焉を迎える日はくるのか。麻薬の最大消費地である米国はどこまで介入するのか。

 ロイター通信は、米国務省で麻薬犯罪取締担当のブラウンフィールド次官補が3月2日、米国で流通するヘロインの90%以上などがメキシコ由来とし、封じ込めにはメキシコとの協力が欠かせないと強調した、と伝えた。

 そして、現在のメキシコとの協力関係は「高いレベル」にあるとし、「『壁』を建設しなくても、法執行機関における協力という形で『壁』をこれまで築いてきた」と語ったという。

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