民進党の蓮舫代表は30日の記者会見で、大阪市の学校法人「森友学園」問題に関連し、同党の辻元清美元国土交通副大臣について「3つの疑惑」として報じた28日付本紙朝刊の記事を念頭に「『疑惑』と報道した新聞社に対しては、抗議文と法的措置も含めて対応を考えている」と述べ、産経新聞を批判した。
安倍晋三首相が28日の参院決算委員会で、この記事に言及したことについても「首相の器に極めて疑問を感じざるを得ない」と非難した。
蓮舫氏の発言の詳細は以下の通り。
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私はかつてメディアに在籍していたので、報道においてとても大事なことはファクトチェック、いわゆる裏取り、確認取材というものが大事だと思います。特に籠池夫人のメール、それと昭恵さんとのやりとりというものの出所ですよね。これは参院予算委員会の筆頭間でまだ合意していないものが、一部自民党の議員から流れたと聞いています。
その真がんも含めてなおやり続けてはいるんですけども、その中にあったわが党の辻元さんに対する言動のファクトチェックは極めて容易にできます。どの政権の時代の予算だったかというのは、記者であれば誰でも簡単に裏取りができる。だからこそ、一部メディアを除いて多くのメディアが報道を控えられたのだと私は承知しています。