都議会特別委、29年度予算案を可決 共産、39年ぶり一般会計賛成 - 産経ニュース

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都議会特別委、29年度予算案を可決 共産、39年ぶり一般会計賛成

 都議会予算特別委員会は28日、小池百合子知事が就任後初めて編成した平成29年度予算案を可決。うち一般会計予算案は全会一致で可決した。定例会最終日の30日の本会議で可決、成立する見通し。都の一般会計予算案に共産が賛成するのは、美濃部亮吉知事時代の昭和53年度以来、39年ぶりという。

 共産の大山とも子幹事長は委員会終了後に会見し、「予算では福祉や教育などで一定の前進があった。今後の前進を期待できる知事答弁もあった」と一般会計に賛成した理由を説明。一部の会派から知事与党になったとの指摘があることに対しては、「知事とは是々非々で与党ではない。良いことは賛成するし、悪いことは反対する」と否定した。

 豊洲市場(江東区)移転問題をめぐり、今議会で小池氏への攻勢を強めた自民はすべての予算案に賛成した。今夏に都議選を控える中、いまだに高い人気を誇る小池氏との過度の対立を避ける狙いがあるとみられる。

 委員会での可決を受けて小池氏は「私の役目は一歩一歩、都政を進めていくこと。(各会派の)意見をしっかりと刻みながら、より質の高い都政作りへと生かしていきたい」と述べた。

 また、この日の委員会では自民が築地市場(中央区)の土壌汚染調査費の計上などを求める市場会計の修正案を、共産がさらなる福祉の充実を求めた一般会計などの修正案を提出したが、いずれも反対多数で否決された。

 都議会自民党の高木啓幹事長は委員会終了後、報道陣に「まだまだ議会での議論が不足している」と指摘。今後、豊洲問題を審議する都議会特別委員会に小池氏を参考人招致し、改めて答弁を求める可能性を示唆した。