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自民党の西村康稔総裁特別補佐は28日、党本部で記者会見し、学校法人「森友学園」(大阪市)の籠池泰典氏が安倍昭恵首相夫人から寄付金100万円を受け取ったとする主張の傍証とした郵便局の振込用紙(振替払込請求書兼受領証)の筆跡について疑義を唱えた。籠池氏が23日の証人喚問で、学園の職員が振込人欄に「安倍晋三」と書き、郵便局に持参したなどと主張したのに対し、西村氏は「安倍晋三」の筆跡が籠池氏の妻、諄子(じゅんこ)氏が書いたとされる字に似ているとして、「郵便局に行ったのは、籠池夫人ではないか」と指摘した。主な発言は以下の通り。
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西村氏「100万円を振り込んだのは学園の職員だ、という証言だったが、本当にそうなのか。誰が郵便局に行って振り込んだのかが1点。2点目に『安倍晋三記念小学校』と印刷した振込用紙の使用期間。3点目は昭恵夫人に留守電を残したとか、昭恵夫人から『匿名にしてくれ』という依頼の電話があったとか、『昭恵夫人と2人きりの状態になった』とか、いくつか証言があるが、これらも私どもが認識している事実と異なる。海陽学園の入学推薦枠の件、財務省が『10日間隠れていて』と依頼した点も事実と異なると思うので、検証を進めている」