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「え! あの果物で」食品による子供の窒息死、5年で3桁 「兄・姉のリスク」にも注意を

落ち着いて応急処置を

 子供が食事をする状況にも注意が必要だ。特に兄弟姉妹がいる場合や、異年齢の子供が複数いる場では、年長者と同じ食品を年少者が口にしないよう、周囲が気を配る必要がある。

 都内の会社員女性(38)は数年前、自家用車の中でヒヤリとした体験を持つ。「次男が2歳の時、車内で3歳年上の長男が食べていたアメをほしがり、親の気づかぬうちに、長男が与えてしまった。むせて息苦しくしているところで気がつき、はき出させた。長男を責められないが、持たせる菓子に気を配ればよかった」と振り返る。

 消費者庁の岡村和美長官も会見で「自分で身を守ることができない年代の子に事故が起きている。兄弟が一緒にいるから大丈夫と思っていると、年上のお兄さん、お姉さんが小さな子に食べさせてしまうということもある。大人はいろいろな注意をし、可能な限り年上のお兄さん、お姉さんにもそういうことを気付かせるように。家の中でもやれることがまだまだあるのではないか」と強調した。

 それでもなお、窒息事故が起きた際には、落ち着いて応急手当てに臨みたい。手順は次の通り。119番は誰かに依頼する。

 【乳幼児や幼児の場合】

 平手で背中の真ん中をたたいてはき出させる。

 子供の頭が低くなるよう、うつぶせにして支え、みぞおちを圧迫するようにしながら、背中の真ん中を平手で連続してたたく。

 【年長児、大人の場合】

 腹部を上部に圧迫する。

 後ろから両腕を回し、みぞおちの下で片方の手を握り拳にして、腹部を上部に圧迫。この方法ができなければ、横向きに寝かせたり、前かがみにさせたりして、背部を何度もたたく。