天皇陛下譲位

「上皇使用が望ましい」の意見も 有識者会議が専門家から意見聴取

【天皇陛下譲位】「上皇使用が望ましい」の意見も 有識者会議が専門家から意見聴取
【天皇陛下譲位】「上皇使用が望ましい」の意見も 有識者会議が専門家から意見聴取
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 政府は22日午前、天皇陛下の譲位への対応などを検討する安倍晋三首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」(座長・今井敬経団連名誉会長)の第10回会合を首相官邸で開き、譲位後のお立場や称号、活動のあり方などについて医学や皇室史の専門家4人から意見を聴取した。

 医師で東大大学院の秋下雅弘氏(老年医学)は、社会的役割や仕事を続けることによる健康度への影響について「過度な負担、ストレスは健康を損ねる可能性がある」とした一方で「仕事がなくなることによって健康度を損ねてしまう人もいる。役割がなくなることがいいことではない」と述べた。

 東大史料編纂所教授の本郷恵子氏(日本中世史)は、譲位後の称号は「太上天皇(上皇)」を使用することが望ましいとの認識を示した。譲位の政治利用の懸念については「天皇の地位は象徴であり、継承順位も定められているので、政治的な操作の入り込む余地は少ない」と述べた。

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