ロシア万華鏡

ロシア・バレエ界で注目集めるモスクワ生まれ日本人ダンサー千野円句さん 露メディア才能絶賛の18歳

 昨年には国内トップのコンクールで相次ぎ優勝・入賞を果たし、一気に注目を集めた。4月にはロシア国内でも高い権威で知られる中部ペルミの国際バレエコンクールで優勝し、6月にも南部ソチのコンクールで優勝。10月にサンクトペテルブルクで開催された、若手の登竜門として知られる「ワガノワ国際バレエコンクール」でも2位に入った。

 大きな転機も乗り越えた。昨年末、さまざまな事情を考慮して日本国籍を選択したが、これまで優秀な成績を理由に無料だった学費が、「外国人」であるために支払いが不可能になりかねないほど高額になる可能性が浮上。最悪、退学もやむを得ない状況も想定されたが、お父さんがロシア人だったために、学費免除が継続されることとなった。

 ロシアバレエの魅力は、「テクニック重視」の欧米のバレエと比べ、「ストーリーが中心にあり、演技が重視される」点にあるという。そのため学校の勉強でも、芝居の勉強などを求められる。円句さんは「音楽に合わせて踊るのではなく、音楽を踊るのです」と熱っぽく語った。

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