認知症母と無理心中 容疑の女を書類送検 栃木

 認知症の母親を殺害して自殺したとして、県警捜査1課と足利署は14日、殺人容疑で、足利市五十部町、無職、山田節子容疑者=当時(65)=を被疑者死亡のまま宇都宮地検栃木支部に書類送検した。

 書類送検容疑は、昨年4月27日午前4時ごろ、自宅で母、深沢ミツ子さん=同(88)=を窒息させて殺害したとしている。山田容疑者は自宅で自殺し、同日午後、同居の弟が発見、110番通報した。

 県警によると、深沢さんと山田容疑者の口には脱脂綿が詰まっており、さらに山田容疑者は鼻や口をふさぐように粘着テープが巻かれていたという。山田容疑者のスマートフォンに、弟にあてて「申し訳ない」という趣旨のメモが残されていた。

 深沢さんは要介護5の認知症を患っており、県警は介護や山田容疑者自身の持病への不安などが動機とみている。一家は3人暮らしだった。